-
-
健康と味の両面から、海外でも注目を集める日本食。そばの消費量日本一(自社調べ)のサガミは、「No.1 Noodle Restaurant Company」をめざし、そばを中心とした麺類を通じて、長寿国・日本の食文化を海外に広めようとしています。すでにベトナムに出店し、続く展開も計画中。また2014年のサッカーW杯ブラジル大会の際に現地で開催された「ジャパンプレゼンテーション事業」や、2015年のイタリア・ミラノ万博日本館でもそばを提供し、好評を博しました。2016年にはミラノに1カ月間テスト店舗をオープンしました。
-
-
一方、日本を訪れる外国人観光客も年々増加し、2015年には過去最高の約1974万人を記録。平均1週間の滞在中には、日本の伝統的な食事を味わいたいというニーズも増えています。サガミでは、ホームページにそばや天ぷらの食べ方を掲載するほか、外国人スタッフが動画で英語・ドイツ語・中国語を使い、メニューの特徴やサガミの店舗、周辺の観光スポットを紹介しています。また、2016年4月にはそば打ち体験のできる施設「蕎麦工房サガミ」をオープン。「モノ」需要だけでなく、日本ならではの体験をしたいという「コト」需要にも応え、「和麺」の魅力を発信しています。
-
-
世界戦略を実現するには、グローバルな視野とスキルを持った社員が必要です。サガミでは、そのための力を身につけられる場を用意しています。日本から比較的近く、生きた英語を学べる場所として近年注目を集める、フィリピンでの語学研修はその一つ。また、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「民間連携ボランティア制度」を活用して、海外ボランティア活動を通じて、語学力を養う機会もあります。滞在中には現地の出店調査も行い、帰国後はその国の責任者として計画を成功に導くなど、世界を相手に活躍するチャンスが増えています。